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章
欠陥数予測の自動化
イレーヌ・
J
・ワイユーカー(
Elaine J. Weyuker
)、
トーマス・
J
・オストランド(
Thomas J. Ostrand
)
ソフトウェアが完璧であって欲しい、欠陥(不具合、バグ)はひとつもありませんようにとは、誰も
が欲することです。問題を発見して取り除くために、開発者はテスト手法を用います。しかしソフトウェ
アが巨大になると、徹底したテストを行うのには莫大な資源が必要となる可能性があります。
システムのどの部分に欠陥が一番ありそうかを正確に予測できれば、
開発者、テスター、管理者が問
題を速やかに発見できるようになり、テストの効率を高め、不足していることの多いさまざまな資源に
余裕が生まれます。過去数年にわたって私たちは、ソフトウェアシステムの次のリリースにおいて各ファ
イル中にある欠陥数を予測するモデルを構築してきました。これにより、ファイルを予測欠陥数の降順
に並べるこ
とができ、一番問題がありそうなファイルから順に調べることができます。
今回私たちは、これらの予測モデルのひとつを使って、プロジェクト管理者が最も欠陥がありそうだ
と予測されたファイルに優先的に労力を割り当てる手助けとなるような、自動化ツールを構築しました。
たとえばプロジェクト管理者は、最も問題がありそうだと予測されたファイルに対して、テスト時間を
多めに計画したり、チームの中の一番優秀な開発者に修正担当を割り振ったり、コードインスペクショ
ンを行ったりできます。こうすることで、欠陥をより速く特定でき、それによりテストのコストを削減 ...