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章 共同作業場か、閉じるドアか
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共同作業場
前節の議論には問題があります。デマルコとリスターの調査では、競技者は「個人で」作業していま
した。個人でコードを書き、テストし、そして個人別に順位をつけます。重要なのは、「自分の」問題を
解くのにできる限りの最善のやり方で「自分が」集中できるか、ということでした。
しかし多くの場合、ソフトウェアはそのようには開発されません。
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人ずつが自力で問題と戦うので
なく、チームの一部として戦います。個別の作業の成果が、多数の他者の成果と相互に作用し合うので
す。一緒のチームに属して、助けてもらったり、助けたりします。従って誰もが、プロジェクトのあい
だじゅう常に、同僚とコーディネーションを行ったり、コミュニケーションを図る必要があります。
このようなコーディネーションとコミュニケーションの必要性は、かなり強いものです。ブルックス
は、ソフトウェア開発の古典的教科書『人月の神話』[
Brooks 1975
]において、その必要性がとても強い
ために、プロジェクトの後期に人を追加しても結果としてコーディネーションのオーバヘッドゆえにそ
のプロジェクトはさらに遅れてしまう可能性があると指摘しました。
コーディネーションについて考えると、私たちは「閉じるドア」の処方箋に対する代替案を考えざる
を得ません。おそらく重要なのは、人々が常に迅速にコーディネーションおよびコミュニケーションで
きる環境を持つということです。おそらく、コーディネーション重視が集中重視に勝ります。
コーディネーションを重視するのには多くの理論的根拠があることが分かります ...