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児玉公信×中谷多哉子×久野靖『今こそエビデンスを生かしたソフトウェア開発を』
か、外してそれでもプロジェクトを成功させるためにどう対処しなけれ
ばならないかとか、そういうことを考えないといけない。ただ真ん中を
やればいいみたいな感じがありますが、開発はそういうものではありま
せん。
たとえば、プロジェクトのメンバーにドメインの知識がなくて、とい
う章(「
3
章 システマチックレビューから学べるもの」)がありました
よね。
久 リスクがあった場合に、アーキテクティングを増やさなければなら
ないとか、どういう場合はどうするということが書いてあるから、これ
を読むだけでも単に教科書どおりじゃなくて、さまざまなものがあるん
だなっていうのがすごくわかる。そういう意味でも
10
章はわかりやす
い。
児 力作だし。
久 読んだだけでためになる。実際、実践するのは大変。
児 理解も大変。
久 これを読んで、こういう落とし穴があるというのがわかって、なる
ほどなぁと思いました。
児 ベームはもう結構なお年(
1935
年生まれ)で、
80
歳近くでがんばっ
ているにも関わらず、こういうのが出てくるんだからすごい。
中 最近、彼の論文集みたいな本が出ていました
†
。
日本独自のペアプログラミングの効用
久 では、いくつか気に入った章を挙げていただけますか?
1
つはベー
ムの章ですよね。他はどうですかね。
児 「
17
章 ペアプログラミング」です。僕は実際のプロジェクトでペ
アプログラミングをやってもらっていますが、最近は一般にも少しは知
られてきたかなぁと思います ...