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章 デザインパターンのエビデンス
を割きたいとは思っていませんでした。デザイン手法の動物園は既に、構造化設計、機能設計、データ
抽象、モジュール化設計、オブジェクト指向設計、マルチパラダイム設計、アーキテクチャスタイル、
リファクタリングなどでごったがえしていました。デザインパターンという新しくて何の証明もないも
のに時間を浪費したいと、誰が思うでしょうか?
でも、それが本当は良いアイデアだったとしたら?
この疑問は、どうやったら解決できるでしょうか?
パターン本の著者、個人的な経験、あるいはコン
サルタントのお告げに頼るべきでしょうか?
これらはすべて、いずれかの面において主観的かつ自己
本位なものでした。上記の主張が正しいかどうかを客観的に調べるためには、方法は
1
つしかありませ
んでした。つまり、プログラマたちが作業をしているところを客観的に観察すること、もしくはより正
確には、科学的実験を行うこと、です。実験は、デザインパターンを
使う場合と使わない場合との差を
測定します。もし、デザインパターンが主張どおりに生産性と品質を大幅に高めるとすれば、何らかの
差が測定できるはずです。パターンに関する主張は非常にさまざまなので、
1
つの実験ですべてを調べ
るわけにはいきませんでした。そこで私と学生たちは、
1996
年に決意を固めて一連の実験に乗り出し
ました。その過程で私たちは、デザインパターンについて多くのことを学んだだけでなく、ソフトウェ
ア研究における実験手法についても多くを学びました。それらの事柄を見て行く前に、簡単にデザイン ...