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ソフトウェア技術者として、私たちは皆、何がうまく行き、何が(あまり)うまく行かないかの一家
言を持っています。また私たちは、実践や経験に関する物語を共有しており、それらはやがて精選され
て文化的知識や一般的な知恵となります。ただ厄介なのは、「みんなが知っていること」がしばしば間違っ
ていることと、私たちは絶えず情報を集めているものの、その情報をきちんと検証
/
統合していないし、
それを行う手段を生み出そうともしていない、ということです。
ソフトウェア工学において、いかにしてエビデンスが見つかるか
犯罪ドラマで最も興味深い瞬間は、新しいエビデンスが明らかになる時でしょう。誰かがそれまで知
られていなかった事実を披露するとか、賢い探偵が犯行に対する自説を変更する時などです。時には、
その新しいエビデンスが私たちの世界の見方に重要な次元を付加し(「そうか、だから彼はずっとそうい
うことがあったふりをしていたんだ
!
」)、またある時には私たちが既に持っていた信念に確信を付加し
(「やっぱり、彼女は自分で言うほど注意深くないよね」)、そして別の時にはそれまで信じていた事柄を
ひっくり返します(「なんと
!
私は彼が彼女より
1
時間早くそこに到着したとばかり思っていたぞ
!
」)。
ドラマは、探偵の批判的思考能力に沿って進みます。優秀な架空の探偵が、エビデンスの
1
つひとつを
考慮し、それらすべてのエビデンスを矛盾の無い全体像に統合すべく推理し、常に自分の犯行に対する
理論を検証し、新しいエビデンスに応じて修正を繰り返します。これに対し凡庸な探偵は、先入観によ ...