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オープンソースソフトウェアのバザールにおけるチャペル
理解する必要があります。この研究では、さまざまな特性を持ったソフトウェアコンポーネント(バイ
ナリ)を、同じプロジェクトの一部であるという前提で比較しています。このアプローチは、異なるプ
ロジェクトのコンポーネントを比較する場合と対比すれば、より「同じものどうしを比べる」ことにな
るため、多くの厄介な要因を回避できています。プロジェクトはそれぞれが多くの点で本来的に異なっ
ているため、複数のプロジェクトにまたがった調査で特定の要因の効果を分離しようとすることは、問
題を招きやすいのです。得られた結果の違いが、研究対象の要因によるものかもしれませんし、または
チームの経験年数、ソフトウェアのドメイン、使用されたツールなど、観測していない何らかの外部要
因によるものなのかもしれません。マイクロソフト社の
Windows
開発組織内では、一貫したプロセス
があり、
全体を通して同じツールが使用され、意思決定も類似したやり方で行われます。異なる国の異
なる開発サイトについてさえも、それらをまたがって開発プロセスを一貫させ統合しようとする強い力
が働いています。
Windows
の開発作業におけるこのような一貫性が、この調査に対する内的妥当性へ
の脅威を緩和し、
Nagappan
、
Murphy
、
Basili
が組織構造の複雑さとリリース後のエラーの関係につ
いて観測したことがらが、バイナリの違いによる他の何らかの偏りによるものではない、という確信を
与えてくれます。