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湿電池、亜鉛系、リチウム系
1-3
一次電池を分類する
おなじみの乾電池とは?
電池といえば、テレビのリモコンやおもちゃなどで使う、筒形の乾電池
が真っ先に思い浮かぶことでしょう。乾電池には、マンガン乾電池やアル
カリ乾電池など多くの種類があります。これらは化学電池の中でも、使い
捨てタイプの一次電池に分類され、一次電池はさらに別の観点で図1-4 の
ように分類することができます。
「乾いた電池」と「湿った電池」
乾電池とは、液体の少ない「乾いた電池」という意味です。乾電池が登
場する前、電池の内部には電解液(電解質溶液)という液体が入っていま
した。この電解液がこぼれたり、漏れ出したりするため、持ち運びに不便
という欠点がありました。
この液体をゲル状にして固体に染み込ませたものが乾電池で、ひっくり
返しても液漏れはなくなり、広く普及することになりました。
乾電池に対して、電解液をそのまま使用している電池は、湿電池と呼ば
れます。この湿電池は、使用方法、運び方が限定されるため、現在ではほ
とんど製造されていません。
負極材料による電池の分類
一次電池は、負極材料に何を使うかで分類され、亜鉛系とリチウム系に
分けることができます(図1-5)。
亜鉛系にはマンガン乾電池、アルカリ乾電池、酸化銀電池など、リチウ
ム系にはリチウム一次電池があります。
その他マグネシウムやアルミニウムを負極に使った空気マグネシウム電
池や空気アルミニウム電池なども登場しています。これらは、格段に容量
を増やすことが可能となり、次世代の電池として期待されています。 ...