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再生可能エネルギーの課題を
解決するネガワット取引
ディマンド・リスポンス、電気料金型、ネガワット取引
7-5
再生可能エネルギーの課題
電力発電システムが分散するという変化の中で、カーボンニュートラル
実現への流れが加速しています。そこで再生可能エネルギーの導入が重要
となってきています。
しかし課題となっているのが、再生可能エネルギーの変動性です。太陽
光発電や風力発電などは、天候や季節、時間帯などによって発電量が大き
く変わります。そのため天候と発電量に合わせて細やかな需給コントロー
ルが必要となります。
電気を使う需要家(消費者)が調整?
そこで注目したいのが、需要家が使う量や時間などを調整することで、電
力需要のパターンを変化させるディマンド・リスポンス(DR)です。例え
ば、電力は冷房や暖房、照明などの利用が多くなる日中や、太陽光の発電
量は少なくなる夕方など、需要がひっ迫しやすい時間帯に、需要者が電気を
使う量を減らせば、需要量をおさえる「下げ DR」ができます(図7-9)。反
対に春や秋の昼間のように太陽光がたくさん発電し、需要が比較的小さくて
電力が余りそうな時期には、電池を充電するなどの「上げ DR」ができます。
電気料金型とインセンティブ型
これまではピーク時に電気料金を値上げすることで、需要者に電力需要
の抑制を促してきました(電気料金型)。そこでインセンティブ型ディマ
ンド・リスポンス(ネガワット取引)というシステムでは、ピーク時など
に節電することを、あらかじめ電力会社と約束して、依頼に応じて節電し ...