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エジソン、ニッケル鉄電池
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エジソンが発明した電池
発明王が電気自動車のために開発
ニカド電池の登場の後、有害なカドミウムを使用しない二次電池を発明
したのが、発明王トーマス・アルバ・エジソン(米)でした。エジソンは
電気自動車用の電源として、1900年にニッケル鉄電池(エジソン電池)の
特許を取得、1903 年に電気自動車を発明しました(図 3-19)。しかしフォ
ードが 1908 年に商品化したT型自動車のガソリンコストの方が電気代より
も安く、エジソンの電気自動車は広く普及することがありませんでした。
カドミウムを鉄で代用
ニッケル鉄電池の反応構造は、負極活物質に鉄、正極活物質にオキシ水
酸化ニッケル、電解質に水酸化カリウムを用います(図3-20)。
放電時には、負極で鉄と水酸化カリウムが反応して、水酸化第二鉄が電
極に析出します。正極では、オキシ水酸化ニッケルが電子を得て、水と反
応して水酸化ニッケルとなり、水酸化物イオンができます。充電時には、
これらは逆の反応を起こします。よって両極の電池反応と電池反応全体は
次のようになります。
負極:Fe+2OH
扌Fe(OH)
2
+2e
正極:NiOOH+H
2
O+e
扌Ni(OH)
2
+OH
反応全体:Fe+2NiOOH+2H
2
O扌Fe(OH)
2
+2Ni(OH)
2
また鉛蓄電池と同様、充電末期や過放電で、負極から水素ガス、正極か
ら酸素ガスが発生します。ニッケル鉄電池には、安価で物理的な耐久性に ...