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リチウムイオン電池の
形状と用途
ラミネート形 、ラミネートフィルム、ポリマー 状
4-6
低コスト・高容量の円筒形
リチウムイオン電池は、用途に合わせて円筒形、角形、ラミネート形が
あり、さらにボタン形、ピン形と、小型・軽量化が進んでいます。特に円
筒形は一番低コストで、最も高い容量が得られます。1991年に初めて量
産化したリチウムイオン電池も円筒形でした。ノートPC、家電用品、電
動アシスト自転車、電気自動車など多くの製品で活躍しています。
コバルト酸リチウムイオン電池の構造は、負極にカーボンを塗布した薄
い銅箔を、正極にはコバルト酸リチウムを塗布した薄いアルミニウム箔
を、電解質の有機溶媒を塗布したセパレータで巻きこんだ、スパイラル構
造(2-12)になっています(図 4-11)。また電池内の温度や圧力の上昇
による破裂事故防止のため、ニッケル水素電池(3-13、3-14)などと
同様に、ガス排出弁がついています。
多様な形状と活躍の場
角形といっても厚さが薄く、スマートフォンやモバイル音楽プレーヤ
ー、デジカメ、携帯ゲームなどに使用されています。円筒形電池の外缶が
鉄製なのに対して、角形はアルミニウムが主流です(図4-12)。
角形のアルミニウム缶の代わりに、ラミネートフィルムを使ったのが、
ラミネート形です。電解質が液体のもの、ゲルの中に液体の電解質を封じ
込めたポリマー状のものがあります。ポリマー状の電池は、液漏れがあり
ません(4-12)。ラミネート形は、薄くて、軽量、製造コストも比較的
安価です。 ...