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リチウムイオンポリマ ー 電 池 、 ポリマー 、ゲル 状
ラミネート防 護され た
リチウムイオン電池
4-12
電解質をゲル化させる
リチウムイオンポリマー電池(ゲルポリマー二次電池)とは、電解質の
有機溶媒を多孔質のポリマー(高分子が鎖状や網目状に結合した分子)に
含ませてゲル化したものです(図4-23)。ゲル状でも、電解質のイオン伝
導率は液体とほぼ同じです。このゲル状電解質はセパレータとしても機能
します。電極材料や電池反応のしくみは、基本的に同じ電極材と電解質を
用いたリチウムイオン電池と変わりません。
また負極活物質の亜鉛や正極活物質のコバルト酸リチウムなどリチウム
酸化物も、ゲル状高分子電解質と混合して固められます。その結果、電極
内でのリチウムイオンの移動と導電性が高まります。
厳重パックで事故予防
リチウムイオンポリマー電池は、同じ種類のリチウムイオン電池の従来
型の1.5 倍のエネルギー密度があるとされています。これに加えて、軽く
て、薄くて、どのような形状の製品にも加工可能で、折り曲げることがで
きるほどの柔軟性を持っています。
また電解質が準固体状態で液漏れしにくく、厳重にアルミニウムと合成
樹脂などを多層にして貼り合わせたラミネートフィルムに包まれているの
で、万が一の液漏れやガス発生でも破裂の危険性はありません(図
4-24)。そのため安全性が高く、スマートフォンや、一部の電気自動車へ
の搭載に採用されています。
しかし用途ごとに設計管理が必要で、他の用途への転用が難しくなりま