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標準電極電位、公称電圧、電気容量、エネルギー密度
2-2
電池の性能を数値化したもの
標準電極電位と公称電圧
金属が水溶液中で陽イオンになりたがる強さであるイオン化傾向
(1-7)を、標準状態(1気圧25度)の水素の電位を基準として数値化し
たものを、標準電極電位といいます。
電池の電圧(起電力)とは、電流を押し出そうとする力(V)であり、
負極活物質と正極活物質の標準電極電位の差で、ほぼ決まります(図
2-4)。しかし実際には、電池内の複雑な化学反応、濃度、温度、酸性度
などで、その数値は微妙に変わります。そこで JIS規定により、電池は通
常の状態で使用した場合の端子間の電圧の目安が種類ごとに決められてい
ます。これを公称電圧といいます(図 2-5)。この公称電池は、実用化さ
れている電池には必ず記載されています。
電気容量と電気密度
電池の持ちのよさは、いかに長時間使用できるかです。これを示す電気
容量(Ah:アンペアアワーまたはアンペア時)とは、1時間に電池から取
り出せる電気量(A)のことです(図2-6)。この電気容量は、一次電池で
は電池を使用する機器によって変わるので、一部メーカーでは公表されて
いますが、一般的に電池には記載されていません。また二次電池では、電
気容量が電流の大小であまり変わらないので、電池に記載されています。
電池の性能を比較する際に、体積当たりまたは重量当たりの、電池の公
称電圧(V)と電気容量(Ah)をかけ合わせたエネルギー密度が使われて
います。エネルギー密度が高いほど、体積または重量がより小さくて、大 ...