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鉛蓄電池、バッテリー
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最も歴史を持つ二次電池
車の 「バッテリー」 は世界初の二次電池
世界初の二次電池は、1859年にレイモンド・ガストン・プランテ(仏)
が発明した鉛蓄電池(プランテ電池)です。これは乾電池が登場する約
30 年前に発明され、なんと160 年以上たった現在でも、改良されたもの
が自動車のバッテリーや産業用機器の動力源などで使われ続けています。
プランテは2 本の鉛板の間に絶縁用のゴムのテープをはさみ込み、それを
円筒状にしたものを硫酸水に浸し、充放電を繰り返していくうちに、鉛と
二酸化鉛の電極を持つ電池を完成させました(図3-5)。
+4価の鉛イオンは+2価で安定
現在の鉛蓄電池の反応の構造は、負極活物質に鉛、正極活物質に二酸化
鉛、電解質に硫酸、セパレータからなります(図 3-6)。この電池は、二
酸化鉛を構成する+4 価の鉛イオンが+2 価で安定するという性質を利用し
たものです。電池が放電すると、負極では負極活物質の鉛が溶け出して
+2 価の鉛イオンになり、電子が放出されて酸化反応が起こります。鉛イ
オンは、電解質の硫酸イオンと結びついて硫酸鉛として析出します。
正極では、移動してきた電子を吸収し、+4 価から +2価への還元反応に
より、硫酸鉛が析出します。
負極:Pb+SO
4
2
→PbSO
4
+2e
正極:PbO
2
+4H
+
+2e
+SO
4
2
→PbSO
4
+2H
2
O
放電反応全体:Pb+PbO
2
+2H
2
SO
4
→2PbSO
4
+ ...