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水電池、マグネシウム合金、注水電池
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水を使った電池
長期保存できる防災グッズ
非常時の停電では、電池が大活躍しますから、普段から予備の電池を準
備しておきたいものです。しかし「使用推奨期限」が過ぎた電池は、自己
放電により、取り出せる電気の量が減少していきます。そこで防災グッズ
として、東日本大震災が起こった2011 年に登場したのが、長期保存が可
能な水電池です。単 3形で、普通の乾電池に見えますが、未開封であれば
20 年も長期保存できます。
水電池の構造は、負極活物質にマグネシウム合金、正極活物質に活性炭
や二酸化マンガンなどを中心とした粉体の発電物質を用います。この部分
に注入口から付属のスポイトで水を注入すると、発電物質が水を吸収し、
この水そのものが電解質となって放電が始まります(図2-40)。水電池の
ように、水を注入して使用する電池を、注水電池といいます。
負極:Mg→Mg
2 +
+2e
正極:2H
2
O+2e
→H
2
+2OH
扱いやすい設計
水電池は、水だけでなくジュースやビール、唾液でも発電可能です(図
2-41)。1 回の注水は0.5 から1ml程度で、電池を休ませながら注水する
と、3 〜 5 回使うことができます。電池容量はマンガン乾電池と同じで、
非常時にLED懐中電灯や AM/FMラジオといった低電流の製品に向いてい
ます。デジカメなど大電流の機器には適していません。
未使用時の重量は100 本で1.5 キロと、一般的な電池(100 本で2.3 キ