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太陽電池に欠かせない材料
6-3
半導体、n型半導体、p型半導体、正孔
太陽電池を支える技術、半導体
太陽電池を構成する材料のほとんどが、半導体です。半導体とは、導体
(金属など電気を通しやすいもの)と、絶縁体(ガラスやゴムなど電気を
全く通さないもの)の中間の性質を持っている材料のことです。半導体に
は、外部から光や熱などのエネルギーを加えると、電気が流れやすくなる
性質があります(図6-5)。
半導体に欠かせない元素 「シリコン」
シリコン系半導体の主成分であるシリコン(ケイ素)は、酸素に次いで
地球の地殻中に大量に存在する元素で、石英などの二酸化シリコンという
かたちで、珪石や珪砂に含まれています(図 6-6)。純粋なシリコンは電
流がほとんど流れませんが、不純物を添加すると、電気を通しやすくな
り、半導体となります。
2種類の半導体
シリコン系太陽電池は、n型半導体とp 型半導体という、電気的な性質
の異なる2 種類の半導体が使われています。純粋なシリコンにリンなどを
添加したものがn型半導体、ホウ素などを入れたものがp型半導体となり
ます。
nはネガティブのnで、不純物の添加により、シリコンの中に負電荷の
電子が余っている状態を示しています。つまりn型半導体は、電子を放出
しやすい状態といえます。
pはポジティブのpで、不純物の添加により、シリコンの中で電子が不
足している状態を示しています。この電子が不足した部分は、正電荷の正
孔(ホール)を持っている状態とも表現されます。つまりp型半導体は、
電子を受け入れやすい状態といえます ...