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レドックスフロー電池、バナジウム系、フロー電池
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日本で実用化した
大規模な二次電池
「酸化還元反応の流れ」という電池
NAS電池と同様に、大規模な蓄電装備として実用化されているのは、レ
ドックスフロー電池です(図3-37)。この電池は1974 年にアメリカで基
本原理が発表され、2001 年より日本で実用化されました。当初は鉄・ク
ロム系が研究されましたが、その後、エネルギー効率のよい酸化還元反応
を起こすバナジウム系が主流となっています。名称のレドックスとは「還
元(reduction)酸化(oxidation)」、フローとは、電解質の「流れ(flow)」
から合成した和製英語です。
電解質=活物質?
レドックスフロー電池は、フロー電池(電解液循環型電池)の一種で、
電解質中に両極の活物質を溶存させ、その電解質を外部のポンプの「流
れ」の中で起こる「酸化還元」反応によって、電気を取り出します。
一般的な二次電池は、固体の活物質が液体の電解質に溶け出してイオン
になったり、そのイオンが析出したりして充放電が行われます。フロー電
池では、活物質の金属イオンがすでに電解質に溶けているので、析出する
こともなく、イオンのままで酸化還元反応が起こり、充放電が行われます。
大がかりな装置の電池
レドックスフロー電池は、電池といっても、大規模な装置です。その装
置の構造は、負・正極それぞれの活物質および電解質を入れたタンクと電
池反応を行う公称電圧1.4Vの単セルを、直列に複数接続して積層させた
セルスタックからなります ...