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第Ⅰ部
価値の可視化
さんざん見てきました
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部内のプロセスで頭がいっぱいで、「お客様」
である市場に目を向けることを忘れている企業や団体を。こういう組織は顧
客の満足よりも業務効率を優先してしまっているのです。それどころか、顧
客や利用者がどんな経験を強いられているかを知りもしない組織が少なくあ
りません。
しかし今、大転換が起きつつあります
*
。企業が中心となり、その周囲に顧
客が集まってくるという時代は終わり、顧客の暮らしにどう組み込んでもら
えるかを企業側が模索しなければならない時代が到来したのです。そのため
企業側は視点を変えざるを得なくなりました。
第Ⅰ部ではマッピングのプロセスの基本的な事柄を紹介します。
まず1章では「アラインメントダイアグラム」という用語について説明し
ますが、これは、組織の進路を変える効果のあるダイアグラム群、つまり市
* たとえばスティーヴ・デニングの記事「Why Building a Better Mousetrap Doesn't Work
Anymore(改良版のネズミ捕り器を発売しても収益改善につながらなくなってしまった
理由)」(Forbes 2014年2月号)http://onforb.es/1SzZdPZを参照。
場を見つめる視点をインサイドアウトからアウトサイドインに転換させる効
果のあるダイアグラム群のことです。
2章では体
エクスペリエンス
験 をマッピングするためのアプローチ全体を取り上げます。
体験というのは掴みどころのない概念ですが、ダイアグラムの形でこれを捉 ...