
13.3 参考資料
331
ザインする』丸善出版、2014年)から転載したエコシステムマップで、FIAT
のためにカーシェアリングサービスを可視化したものです。
このダイアグラムの中央部では、「カーシェアの車に対する運転者の関係」
が示されています。円の外縁へ向かうにつれて、「同乗者」「他の車」「他の
サービス」「地域社会」「社会」「地球」といった具合に関与する人や物事の範
囲が広がっていきます。また、中心を共有する6つの円は放射状に6等分さ
れており、それぞれが「誰が?」「いつ?」「どこ?」「何?」「なぜ?」「どうやっ
て?」を表しています。そして、このエコシステムにおけるさまざまなイン
タラクションを示すためにタッチポイントが追加されました。チームでこの
ようなダイアグラムを活用すれば、具体的でわかりやすいやり方でさまざま
な関係を分析したり議論したりできます。
13.2
空間マップとエコシステム
マップの構成要素
第Ⅲ部の最後に紹介している空間マップは、時系列型とも階層型とも異な
り、情報の物理的配置によって関係を示し、洞察を促します。
情報の空間的配置で、エコシステムの広範な全体像を示すことができるの
です。マップを前にして一歩さがると全体像が目に入ってきますし、近寄っ
て特定の部分に目をこらせば、そこの詳細を読み取ることができます。また、
オーバーレイを用いるなどしてバリエーションを追加することで洞察や情報
を複数の切り口で提示し、価値創出の物
ストーリー
語を複数提案するといった工夫もよ
く見かけます。 ...