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3
章
戦略的洞察の可視化
3.3
まとめ
成熟度が増すにつれて近
ストラテジーマイオピア
視眼的戦略しか編み出せなくなる組織は多いもの
です。自社の事業をより広範な視点で見渡すことも、継続的に有意義な価値
を創出する方法を考案することもできなくなってくるのです。一方、成功企
業は、戦略を練るより先にまず顧客のニーズについての洞察を得ようとしま
す。これは既存の多くの業務慣行
─
製品やサービスを従来の販売経路で提
供しようとする業務慣行
─
とは正反対のアプローチです。
組織がしかるべき変身を遂げるためには、従来の戦略創出では見落としが
ちであった「さらなる洞察の源泉」を考慮に入れる必要があります。「顧客が
価値をどう見ているのかを十分に理解しようとする努力」も、そうした「さ
らなる洞察の源泉」のひとつです。そして組織の視野を拡げ、新たな視点を
獲得する上で効果的なのが、種々の可視化の手法です。
まずは「競争」をどう捉えるか、その枠組みを見直す方法について考えて
図3-20 バリュープロポジションキャンバス。アレクサンダー・オスターワルダーとストラテジャイザー社が、
ビジネスモデルキャンバスを補強するツールとして開発した