
8.2 シナリオ
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プロセス全体を見渡して
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どのタイミングでどのダイアグラムが必要になるか?
この本の主眼は「可能性」です。全篇を通して、体験をマッピングするための
さまざまなツールを紹介、解説してきました。それを、もっとも効果を発揮
できるタイミングに従って分類したのが図8-10です。
とはいえ、「可能性」には「選択」が付き物です。最良のアプローチを選択で
きるよう、体験を記述するモデルのタイプは慎重に検討しましょう。前述の
とおりモデルのタイプは次の3種類に大別できます。
1.
個人の体験のモデル:自分は今、誰のためにデザインをしているのか、
という視点で制作するモデルです。ペルソナ、プロトペルソナ、コン
シューマーインサイトマップなど。
2.
コンテクストと目的のモデル:インタラクションをめぐる状況を記述す
るダイアグラムです。JTBD(やるべきこと)は何か、顧客のニーズ、感情、
モチベーションは何か、といった視点で制作します。
3.
将来の体験のモデル:終盤で制作する、「望ましい将来の状態」のモデルで
す。どのようなソリューションになるか、ソリューションのアイデアをどの
ようにして評価可能な状態にもっていくか、といった視点で制作します。
以上3つのグループから、それぞれ最低ひとつを選んで制作しましょう。
複数作ることも可能ですが、多くしすぎないこと──完成したダイアグラム
群を活用する人たちが混乱してしまう恐れがあるからです。
小規模なプロジェクトなら、より複雑で大掛かりな手法の代用になるシ
ンプルな手法があります。その関係を以下に示します。 ...