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章
メンタルモデルダイアグラム
使った語彙を反映した、「カテゴリー化された情報」です。たとえばアプリ
やウェブページのデザイナーがこの「カテゴリー化された情報」に基づいて
ナビゲーションをデザインすれば、使い勝手が良く、そのため寿命も長いも
のに仕上げられるでしょう。
インディ・ヤングも、情報を煮詰めて明確化した「構造」をナビゲーショ
ンのデザインに活かすプロセスを自著で詳細に解説しています。その例を
図12-6に転載します。メンタルスペースを分類して得られたカテゴリーを、
ウェブサイトの主要なナビゲーションとして活用しようという例です。
12.2
関連の手法
メンタルモデルに関する研究の元祖は英国の哲学者であり心理学者であっ
たケネス・クレイクだとされています。クレイクは1943年に出版した著書
『The Nature of Explanation』の中で初めて「メンタルモデル」という用語を使
い、次のように単純明快な定義を添えています。
出来事を予想したり、推理したり、説明の根拠にしたりするために人間
が現実に基づいて頭の中で作り上げる小さなモデル。
その後、英国生まれで現在米国プリンストン大学の心理学の教授である
フィリップ・ジョンソン=レアードが、メンタルモデルに関わる重要な研究
を行い、その結果を著書『Mental Models』にまとめました。こうした初期の
研究ではメンタルモデルを図示する試みが重ねられ、それが情報の階層的配
列という視覚表現の形で結実しました。
たとえばジョンソン=レアードは、複数の出来事や挿 ...