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12
章
メンタルモデルダイアグラム
の活動同士の関係を示せます。その上でラダリング法を応用すれば高次の目
標やニーズを浮き彫りにできます。
12.3
メンタルモデルダイアグラムの
構成要素
この本の第Ⅲ部で紹介しているもののうち、メンタルモデルダイアグラム
は階層状のダイアグラムの原型だと言えます。インディ・ヤングは独創的な
著書『Mental Models』の中で、このダイアグラムを制作する手順や現場で活
用する方法を、段階を追ってていねいに解説しています。
大まかに言って、メンタルモデルダイアグラムはラダリング法の発想を活
かした手法です。つまり現場での調査結果に根差して人の体験のモデルを作
り上げる、ボトムアップのアプローチなのです。
表12-2に、2章で概説した基本の枠組みを使ってメンタルモデルマップを
定義しようとする場合の主な切り口をまとめてみました。
視点
対象の個人が特定のコンテクストの下で、ある目的を達成しようとする際、その人の意識にのぼる思考、感情、指針
構造
階層型
範囲
非常に広く、複 数の人々の多様な視 点を含む
焦点
・個人の振る舞い、推理、信条、価値観
・組 織が対 象の人々に対して行う支 援
利用目的
・人々の考えや感情を理解することで共感をはぐくむ
・人々の振る舞いを深く理解し、それに基づいてイノベーションのチャンスを見つける
・ナビゲーションと高水準の情報アーキテクチャを考案する
・ダイアグラムで把握した人々の考え方を支援できるよう、自社の提供物のフローを改善する
強み
・標準化のた