
4.4 ダイアグラムの選定
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ダイアグラムの中でも混同されやすいのが、カスタマージャーニーマップ
とエクスペリエンスマップとサービスブループリントです。3つともよく使
われ、時系列型で、形状も活用目的も似通っていますから、混同されるのも
無理のない話です。しかし違いはあります。
重要な違いは「視点」、それに「個人と組織の関係」です。
カスタマージャーニーマップでは、よく「組織の顧客としての個人」に焦点
を当てます。また「製品やサービスの購入を決める」「忠実な顧客になろうと
決める」といった「決断」を扱うことも多々あります。サービスブループリン
トでは、サービスを
─
通常、リアルタイムでの提供者と顧客の直接のやり
取り(サービスエンカウンター)を
─
顧客がどのように体験するかを示しま
す。どちらのダイアグラムも「組織が提供するサービスに、顧客がどれだけ
なじむか」を分析しようとするものです。これに対してエクスペリエンスマッ
プでは視点を逆転させ、人間の行動という、より広範な文脈を背景に「組織
が個人の生活にどうなじむか」を考えます。
3つのダイアグラムは幅と深みという点でも異なりますから、焦点の当て
所や当て方も当然違います。図4-7は3つのダイアグラムに共通する骨組み
に当たる時系列型マップです。最上部の連続した矢印はインタラクションの
段階を記述する場所です。そのすぐ下の上部は個人の体験を、中央はタッチ
ポイントを、下部は組織が提供するサービスを記述する場所です。
カスタマージャーニーマップでは、主として顧客体験に焦点を当て、サー ...