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章
サービスブループリント
CASE STUDY
エクスプレッシブ・サービスブループリント
スーザン・スプララガン(共同研究者:キャリー・チャン)
サービス関連のシステム、顧客体験、サービス提供の結果を精査し評
価するというのは、サービスの提供者が継続的に果たすべき職務です。そ
の際、自分たちのサービスを顧客の視点から検討すれば、サービス改善の
チャンスを掘り起こしてサービスの向上や差別化、顧客との関係強化につ
なげられる可能性があります。
私はこれまでサービス関連のシステムを精査し図示するための人間中
心の手法を研究してきましたが、その過程で次のような疑問が浮かんでき
ました
─
「もっともよく顧客の視点に立ち、その体験をもっとも的確に
表せるのは、どんな形式やモデルなのだろうか?」。ビジネスプロセスモ
デリング記法(BPMN)やデータフロー図、作業工程図表では顧客に焦点
を当てることはなく、顧客は「傍流」の扱いしかしないようです。こうし
た図表はサービスエンカウンターにおける人間のモチベーションやインタ
ラクション、感情面での反応に関する論議には適していないのです。
その後私はリン・ショスタックとメアリー・ジョー・ビトナーの研究の
存在を知り、2人がそれぞれに提唱した、あえて顧客の視点に立って制作
するサービスブループリントの手法について詳しく調べました。その結
果、いずれもスイムレーン(仕切り線で区切って担当の部署や役割などを
並べる枠)を使うタイプのダイアグラムであることがわかりました。
そこで2