
12.1 メンタルモデルダイアグラム
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12.1.1
テープ起こし原稿の精査
メンタルモデルダイアグラムの制作手順は、この本の4章から7章で紹介
した概則に準じますが、ひとつ大きな違いがあります。それは事前調査の結
果を一定のフォーマットにするという標準化の作業が求められる点です。標
準化によって、項目間の親和性がはるかに見つけやすくなるのです。
まずはインタビューのテープ起こし原稿を精査して関連情報を見つけ、抜
き出す作業を行います。わざわざ時間を割いてこの作業をすることで、イン
タビューの回答者が自分の考えを繰り返し述べたり説明し直したりした時に
告げたかったことをはるかに深く理解できます。これはメンタルモデルダイ
アグラムの手法の中核に当たるプロセスです。どの情報も、次のルールに
従ってひとつの文にしてください。
1.
英語の場合「目標」よりも「思考」に焦点を当てるため、動詞で文を始め
る(日本語の場合は、行動や動作を表す言葉で文を締めくくる)。
2.
ダイアグラムの分析・活用者が調査回答者の視点に立てるよう、一人
称を使う。
3.
単純明快なダイアグラムになるよう、ひとつのボックスで示すアイデ
アはひとつに限る。
どの関連情報も、調査回答者の話から抜き出します。調査の模様を録音
し、テープ起こしをした原稿がある場合は、その原稿から直接引用してくだ
さい。その引用文を、次の公式を使って要約すると、情報間の親和性の有無
が見分けやすくなります。
[私は(省略可)][動詞][名詞][修飾語](英語で表現する場合) ...