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第Ⅱ部
マッピングのプロセス
エクスペリエンスマッピングの一般的なプロセスは、次の4つの活動モー
ドを反復するものです。
・開始
─
マッピングの詳細な枠組みを決めます。このあと4章で詳しく
説明します。
・調査
─
アラインメントダイアグラムは必ず調査結果などのエビデンス
に基づいて制作します。調査の進め方の詳細は5章で説明します。
・マップの制作
─
マッピングの「キモ」とも言えるのが、個人と組織の
間での価値創出プロセスを視覚化する作業です。6章で説明します。
・活用
─
完成したダイアグラムは、アラインメントワークショップや、
その後の実験の立案で活用します。7章で説明します。
以上のプロセスによって完成するのは「現況のマップ」、すなわち、今現
在のエクスペリエンスを可視化したマップです。必然的に、次なるステップ
は将来のエクスペリエンスの可視化ということになりますが、これについて
は8章で概説します(補完的なテクニックもあわせて紹介します)。
さて、この段階での注意点ですが、まず、「第Ⅱ部で紹介するのはデザイン
のプロセスではなく、ダイアグラムの制作と活用のプロセスだ」という点が
あります。このプロセスはサービスデザイン、ユーザーエクスペリエンスデ
ザイン、デザイン思考など、既存のさまざまな実践分野に応用できるのです。
また、このプロセスを正式なプロジェクトとして展開するのであれば、終
了までに何週間、あるいは何ヵ月もかかるでしょうが、略式の場合は数日で
終わることもあり得ます(エクスペリエンスマッピングでも