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合が少なくありません。定量的データをダイアグラムで表現する実際の手法
は6章でいくつか紹介してあります。
5.7
体
エクスペリエンス
験というのは、体験者自身の頭の中、心の中で構築されるものであっ
て、組織が所有しているものではありません。そういうエクスペリエンスを
マッピングするには、体験者個人の視点に立って事前に調査を行う必要があ
ります。
まずは既存の情報源を見直すことから始めましょう。既存の情報源とは、
顧客のメールによるフィードバック、電話の通話記録、ブログのコメント、
ソーシャルメディアの書き込みや利用記録、市場調査、業界レポートなどで
す。このような情報源から、ダイアグラムの制作に役立ちそうな関連情報を
抜き出します(見つけにくい場合もありますが)。
また、既存の物理的なインタラクション、デジタルなインタラクション、
人対人のインタラクション、におけるタッチポイントの一覧表も作成しま
しょう。その過程でインタラクションのチャネルや手段に注目し、各タッチ
ポイントのイメージを集めておきます。
ここまでできたら、プロジェクトチームのメンバーや関係者と共にダイア
グラムの草
ドラフト
案を作成します。これが現時点でのあなたのチームの、顧客体験
に対する理解の最初の全体像となります。その全体像には既知の事柄だけで
なく未知の事柄も含まれていますから、これが今後の調査の指針となりま
す。場合によっては、こうした草稿を作るだけで、バリューアラインメント
が十分表現できてしまうこともあり得ます。 ...