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この本の対象者は、一言で言えば、「人生も仕事も、もっと成功させ
たい人」です。
IT 関連の業務に就いている人はもちろん、そうでない
人も含みます。
本書のテーマである「
ITIL」は、IT 分野が対象のフレームワーク(枠
組み)ですが、その根幹にある考え方は非常に普遍的なものです。
ITIL には、「サービス」や「マネジメント」という言葉が頻繁に出て
きますが、そこで解説されているのは、簡単に言えば「相手のことを
考えて行動すること」「常により良くなるよう努力すること」という、
実に当たり前のことばかりです。
当たり前のことではありますが、日々の生活や仕事に追われている
と、これらのことをつい忘れてしまいがちです。
また、組織の一員となると、自分だけでは動けない部分が多くなる
ため、組織としてこれを実現する方法を考えなくてはいけません。
しかし、これがうまくいくと、大きな結果につながります。
ITIL に
はそのための方法がまとめられているのです。
ITIL は「IT 業界の人のためのもの」と思われがちですが、それは大
きな誤りです。
「サービス業」という言葉もあるように、「サービス」は、私達にとっ
て、とても身近なものです。実際、私の会社の近くにある喫茶店のマ
スターや、私がよく行く美容室の店長は、
ITIL など知りませんが、サー
ビスの何たるかについて、いつも語ってくれます。私達は、サービス
に囲まれて暮らしていると言っても過言ではありませんし、私達の
日々の業務も、業種問わず、広義では「サービスを提供している」と
はじめに