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ここからは、ITIL の「サービスストラテジ(戦略)」の詳細を解説し
ます。
P.164 の「組織の 3 階層」でも説明した通り、戦略とは「組織の
中長期的な方向性とリソース配分を決める」ことです(図
9)。
では、なぜ戦略が必要となるのでしょうか?それはずばり、長期的
に存続するため、つまりは「生き残るため」です。
行き当たりばったりで決断して行動していると、うまくいくときは
良いですが、失敗するとその被害は非常に大きくなります。したがっ
て、「戦略」を決めて、状況に応じて柔軟に軌道修正することが、長期
的に成功するため、そして存続するための鍵となります。
なお、戦略は企業のトップ(つまり経営陣)だけが決めるものでは
ありません。各組織には各組織の戦略が、個人には個人の戦略があっ
て当然です(図
10)。
ITIL では、企業の IT 部門が顧客である「事業側」に対して価値のあ
る
IT サービスを提供し続け、事業側と WIN-WINの関係を維持するため
に、戦略を持つべきだとしています。それが、
ITIL が言う「サービス
ストラテジ(戦略)」です。また、そのために何をどう管理するべきか
について、以下の
5 つの管理が必要だとしています。
○
事業関係管理
○
需要管理
○
IT サービス財務管理
○
サービス・ポートフォリオ管理
○
IT サービス戦略管理
ここからは、サービスストラテジ(戦略)の中でも、特徴的な最初
の
4 つの管理について紹介していきます。
【サービスストラテジ(戦略)】
「 サ ービスストラテジ
(戦略) ...