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この章では、右ページの太い点線で囲った6つの管理について解説
しました(図
9)。外国人客を呼び込むために、松ノ湯のサービス内容
を見直してカタログを作ったり(「サービス・カタログ管理」)、 提 携 し
ている旅行会社との業務内容を見直したり(「サプライヤ管理」)な ど 、
メアリーさんの取り組みは、松ノ湯のサービスの品質を向上させるた
めに大変有効だったと言えます。
「サービスの企画・設計・移行・運用」という切り口で見ると、メア
リーさんの取り組みの適切さが、あらためて理解できます。
メアリーさんは、夏に松ノ湯を訪れるお客様のニーズを「需要管理」
で把握し、「蛍が見える部屋プラン」を考えつきました(企画)。その
内容をカタログにまとめて旅行会社に持ち込んだようですが(設計)、
これは「サービス・カタログ管理」や「サプライヤ管理」の有効な活
用例です(閑散期の夏の時期の需要を増やした、という意味では、こ
れら一連の取り組みは「需要管理」だとも言えます)。また、殺到した
宿泊予約に対応するためにアルバイトを確保したり、浴衣や蚊取り線
香などの備品を事前に準備し(移行)、つつがなく繁忙期を乗り切った
ようですが(運用)、これは「キャパシティ管理」や「可用性管理」(設
計)の成果だと言えます。
余談ながら、取り扱う浴衣が増えると毎日のクリーニングも増える
はずですが、もし専門の業者と契約しているなら、事前に業者に連絡
したり、契約内容を見直したりする必要があるかもしれませんが、「サ
プライヤ管理」がしっかりしていれば、 ...