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需要を把握し、予測し、影響を与える
「需要」とは、ニーズの量のことを指します。どの IT サービスに対し
てどれくらいのニーズがあるのかを把握し、「今後のニーズの量」を予
測することは、具体的なキャパシティ設計をする際に非常に重要にな
ります。例えば需要管理では、ユーザーを分析してグループ化し(ユー
ザー・プロファイル)、どのようなパターンで仕事をしているかを分析
します(事業活動パターン)。これを
IT サービスと紐づけることで、各
IT サービスとそれを構成するコンポーネント(ハードウェア、ソフト
ウェア、マニュアル、サポート要員等)の利用状況を把握し、将来の
IT サービスへの需要を予測することができます(図 13)。
第
2 章の旅館のケーススタディでは、若女将のメアリーさんが宿泊
客の予約パターンを分析し、「蛍を見たい」というニーズの量が多いこ
とを突き止めていましたね。
また、いつでも需要に合わせて
IT サービスを提供していればよいと
いうわけではありません。投資対効果が低い場合は需要を減らしたり、
逆に需要が少ないタイミングで使用してもらうために、需要を増やした
りする措置も必要です(図
14)。例えば格差課金(曜日や時間帯によっ
て金額を変えて、安い時期の利用を促す)などはよく使用される手法で
す。つまり需要管理により、需要に影響を与えることもあるのです。
〜チェックしてみよう〜
□
ITサービスへの需要を把握し、予測している
□
需要予測をキャパシティ設計に連携している
□必要に応じて
ITサービスへの需要に影響を与えている ...