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新米アルバイトのアキラ君は、お客様に砂糖をお持ちするのをあま
りに待たせてしまったため、すっかり怒らせてしまったようです。
でも、アキラ君は別にサボっていたわけではありません。必死に砂
糖を探し回っていたのです。
ITIL では、サービスの中断やサービスの品質の低下(または、サー
ビスを構成する一部に支障がある状態)を「インシデント」と呼び、
いかに迅速に元の状態に戻すかを追求し、管理します。
インシデントとは「
IT サービスに対する計画外の中断、または、IT
サービスの品質の低下。サービスにまだ影響していない構成アイ
テムの障害もインシデントである。例えば、ミラー化されたディ
スクの
1 つに起きた障害など」(出典「ITIL 用語および頭字語集」)
今回は「コーヒーに砂糖を入れて飲みたいのに砂糖がない」という、
まさしくインシデントが発生したわけです。このような「通常提供す
る」としているサービスの範囲や品質を逸脱してしまうことは、現実
でも起こりえます。だからこそ、そのときにいかに迅速に通常のサー
ビスのレベルに戻すかが、腕の見せ所となります。今回の例で言えば、
お客様は「今すぐ」砂糖が欲しかったわけですから、とりあえず他の
テーブルの砂糖を持って行っても良かったかもしれません。
インシデントの対応が遅いと、評価を下げるお客様は非常に多いで
しょう。そして悪評はあっという間に広まってしまいます。したがっ
て、インシデントの管理はとても大切になります(図
1)。
すなわち、お客様が求めるもの(=価値)を提供し続けるためには、 ...