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「ナレッジ」とは、「知識や経験」を指します。
ナレッジとは「個人の暗黙の経験、アイデア、洞察、価値、およ
び判断から構成される。人々は自分自身および同僚の専門能力、
ならびに情報(およびデータ)の分析からナレッジを得る。これ
ら要素の統合によって、新しいナレッジが創出される」(出典「
ITIL
サービスとトランジション」)
ナレッジ、すなわち知識や経験の豊富な人は、能力が高い人だと言
えます。能力が高い人が多いほど、組織の力も高まります。しかし、
組織としてサービスを提供する環境においては、「能力が高い人を増や
す」だけでは不十分です。
今回のお話で言えば、カオリ先輩が怪我をして働けなくなったこと
で、喫茶店のサービスの質が落ちてしまいました。でも、誰が休んで
いても、お客様からすればその組織(喫茶店)が「いつも通りのサー
ビスを提供してくれる」と期待しているわけで、その期待に応えなけ
ればなりません。
そこで必要となるのが、組織としての「ナレッジ管理」です。つま
り、各自のナレッジを普段からみんなで共有することにより、組織と
してのナレッジにしていくことを目指すのです。そうすれば、「カオリ
先輩じゃないとわからない」というような、いわゆる「属人的」な事
柄を減らすことができ、お客様に安定的なサービスを提供できるよう
になります。また、ナレッジを共有して、お互いに自分のナレッジを
掛け合わせれば、新たなアイデアを生み出す可能性も高まります。
ナレッジ管理は、人類の起源であり、人類進化のイノベーションの