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この章では、ITIL全体に共通となる基本の考え方、つまり「サービ
ス」と「マネジメント」について紹介しました(図
11)。
ITIL は ITSM(IT サービスマネジメント)のベストプラクティス(成
功事例)です。したがって、
ITIL を知るには、大前提として「サービ
ス」と「マネジメント」が何かを知っておかなくてはなりません。
八兵衛さんは、紆余曲折を経て、サービスの定義の真の意味を知る
ことができました。
それは、「お客様に価値を提供するためにはお客様の生の声を聞き、
本当にお客様の目線になって考えなければわからない」ということ、
さらに、お客様の求める「価値」は刻一刻と変化するので、常にアン
テナを張り、その変化に追随しなくてはならないということです。そ
れが、「お客様の求める価値を提供する」というサービスの本質です。
最初は大人気だったスムージーが、だんだん評判が悪くなってきた
のは、事前期待が高すぎたせいで、「期待外れだ」と落胆したお客様が
多かったからだろうと想像できます。つまりこの時点で、お客様の「変
化」に八兵衛さんは気づくことができなかったのが、売上悪化の原因
でした。
しかし八兵衛さんは、お客様の声に真摯に耳を傾け、是正すること
で、売上を回復することができたようです。
八兵衛さんが成功したことを見てもわかるように、お客様に最高の
価値を提供し続けるためには、サービスの「マネジメント」も必須で
す。その基本が
PDCA です。一度決めた目標を達成するだけでなく、
「より良くするには何をすべきか」を考え、 ...