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ITIL では、現場の運用レベルのマネジメントだけではなく、戦略や
戦術レベルのマネジメントについてもまとめられています。つまり
ITIL は、単純にお客様にとって価値があるものを提供するだけではな
く、将来を見据えて、「お客様側」と「サービスを提供する側」の両方
が
WIN-WIN で、「どちらも成功していくためにどうすればよいか」に
ついて考えることを追求しています。
例えば、一人一人のお客様の期待に応えることには限度があります。
したがって、お客様全体をマス(集団)で捉え、どのような需要があ
るのかを把握して管理することで、全体最適を図らなくてはなりま
せん。
また「サービス」というのは、お客様にとっても、提供側にとって
も、投資対効果のあるものでなければ意味がありません。
投資は「コストや費用」と言い換えることができますが、サービス
を開発するための「初期費用」だけでなく、その後数年にわたって発
生するであろう「運用費用」も含まれます。
さらに、初期費用や運用費用のようなわかりやすいものだけでなく、
「目に見えないコスト」が発生することも多々あります。例えば、何ら
かの新たなサービスをお客様に提供したとして、そのお客様が新しい
使い方に慣れなくてはいけない場合、慣れるまでにかかる時間や労力
も「コスト」に当たります。
何をもって「効果」とするかも、広い目線が必要です。例えば、新
しいサービスによりお客様の作業効率が高まった場合、労働時間の短
縮は「効果」と表現できるでしょう。また、「お客様のビジネス成果に ...