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【追加されたベストプラクティス①】
リーン(Lean)
ITIL
P.234 で解説した通り、ITIL 4 では、デジタル・トランスフォーメー
ションに適応するために、「リーン」「アジャイル」「
DevOps」をはじ
めとした最新のベストプラクティスを取り込み、バージョンアップを
遂げています。
ここでは、新たに取り込まれた主な項目について紹介していきます。
まずは「リーン」です。
リーンとは「贅肉の取れた」「ムダのない」という意味の英単語で
す。その起源は、トヨタ自動車のトヨタ生産方式(
TPS:Toyota Produc
tion System)に遡ります。「カイゼン」「カンバン」「アンドン」など
の言葉を耳にしたことがある人もいるかもしれません。
トヨタ自動車は、お客様に価値を提供するために、生産過程のムダ
を徹底的に減らし、継続的に組織を改善し続けるための様々な手法や
考え方を生み出しました。
これらの手法や考え方がサービス業に取り入れられて整備され、
「リーン」と呼ばれるようになりました。
「お客様に価値を提供する」「継続的に改善し続ける」という考え方
は、まさしく
ITIL と共通するものです。これは、リーンと ITIL の 2つ
の考え方が共通しているというよりも、むしろ世の中の全てに共通す
る普遍の考え方と言ってよいでしょう。
VOCとムダ
お客様に価値を提供するには、お客様が何に価値を見出しているの
かを知ることが必須です。その最善の方法は、お客様の生の声(
VOC:
Voice Of Customer ...