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エリック・リースによるまえがき
スティーブン・ブランクの考え方がすでに広く知れ渡ることになった今となって
は、彼が『アントレプレナーの教科書』を自費出版したときに、誰もその声に耳を傾
けようとしなかったことには、驚きを隠せません。わたしは幸運にも、投資家、メン
ター、友人として、スティーブンと共に働く機会に恵まれました。スティーブンは勇
敢にも、製品開発で用いられている厳密なアプローチが、スタートアップのビジネス
やマーケティングにも応用できるというアイデアを主張しましたが、それがアントレ
プレナーやベンチャーキャピタルに真に理解されるまでには時間がかかりました。ス
ティーブンの主張に触発されたことは、わたしたちがスタートアップの概念をとらえ
なおすきっかけになりました。彼はこの理論を「顧客開発」と名づけました。
顧客開発の考え方は、サンフランシスコのベイエリア地域を越えて広がり、いま
ではリーンスタートアップのムーブメントに不可欠な要素になりました。今がまさ
に顧客開発に注目し、現場からサクセスストーリーやヒント、トリックを集めて共
有するのに最適なタイミングです。その実現にうってつけの人物がシンディ・アルバ
レスです。シンディは、リーンスタートアップの黎明期からエバンジェリストとし
て活躍し、初期段階のスタートアップからフォーチュン
500
の大企業(最近では、
Microsoft
での
Yammer
のユーザーエクスペリエンス・ディレクターとして)に至
る幅広い企業で経験を積んできました。新世代のアントレプレナーに向けて、顧客開 ...