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3 章 誰と話をすべきか?
3.5.1
顧客の自宅やオフィスを訪問する
Intuit
では顧客の自宅やオフィスを訪問することを、「フォローミーホーム」と呼
んでいます。ユーザーリサーチでは「民族学的インタビュー」「現地視察」と呼ぶこ
とがあります。この方法は、リーンスタートアップの数十年も前から行なわれてきま
した
†
。
顧客を実際の環境で観察することは、顧客開発のなかでもっとも信頼性の高い方法
です。顧客が置かれている状況を、さまざまな観点から知ることができます。騒音レ
ベルや、室内の散らかり具合、プライバシーは守られているか、作業を頻繁に中断さ
せられているか、使っているテクノロジーは時代遅れか最新か、そこにいる間に誰が
顧客と話をしようと訪れたか、など。また、あなたが何かを行なう方法について尋ね
れば、顧客は単に口頭で説明するのではなく、実際にそれをやってみせてもらうこと
ができます。
対面でのインタビューは双方的であり、相手はあなたの表情や身振りを見ることが
できるので、あなたは潜在的なエバンジェリストユーザーである相手との関係を築き
やすくなります。また、インタビューが終わった後で、家庭や職場にいる他の人々
に、フォローアップの質問ができる場合もあります。
しかし現地訪問インタビューは、調整が最も難しい方法でもあります。プライバ
シーの問題のため、オフィスに部外者が入れない場合や、機密保持契約に事前に署名
しなければならないこともあります。消費者向けの製品の場合、家のなかが散らかっ
ているとか、家族がいると気が散るなどの理由から、自宅でのインタビューは敬遠さ ...