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9 章 継続的な顧客開発
ら価値を得るには障壁が高過ぎはしないかを評価すると良いでしょう。
9.3
顧客開発のサイクルを循環させる
「社内の個別のチームはそれぞれに貴重な情報を得ているのに、どさくさに紛れて
組織全体としてうまく共有されていない」といった事態を避けるにはどうすれば良い
でしょうか?
情報の共有はできる限りインフォーマルに始めることをお勧めします。重要なの
は、顧客開発のサイクルを循環させることです。継続的に実践できるようにするため
には、情報共有のプロセスにできる限り「簡単に」参加できるようにするのが大事な
のです。
サイクルは「情報の収集」「情報の要約」「適切な詳細レベルでの共有(過剰な情報
で相手を混乱させない)」の
3
要素で成り立っています(
6
章を参照)。段階的に顧客
開発を導入しているとき、わたしたちは特定の仮説を棄却する材料を探しているわけ
ではなく、製品や顧客の変化に応じて継続的に学習しようとしています。このように
段階的な顧客開発の際に記録をつけておくことで、新たに仮説を作ったり詳細なユー
ザービリティリサーチを実施したり、分析データを掘り下げたりするきっかけになる
のです。
9.3.1
情報の収集
他の社員が作成した顧客開発メモをどう収集するのが良いかは、社内で使われてい
るツールによって変わります。何回もクリックをしなければならなかったり長ったら
しい指示を読まなければならなかったりしたら、手間をかけてメモを共有しようとす
る人は少なくなってしまうでしょう。チーム内での情報共有のためにもっとも簡単で ...