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8.6 匿名での顧客開発
Invision を使っている。このアプリでは、画像ファイルのドラッグ&ドロップやクリッ
カブル領域の定義によって、プロトタイプの動作イメージを表現できる(http://www.
invisionapp.com)。Axure もクリッカブルなデモの作成に便利なアプリである(http://
www.axure.com)。
既存の資料をかき集めてプレゼンテーションを作るよりもデモを作成するのは手間
がかかりますが、デモには「大量の
PowerPoint
を見せられて視聴者が退屈したり無
反応になったりする」といった事態を避けやすいメリットがあります。またデモは、
実際に製品を開発する設計者や開発者に、製品コンセプトを説明するための軽量の製
品仕様を提供できます。ストーリーテリング・デモは、顧客開発のなかでも、もっと
も保守的なアプローチですが限界もあります。特定の利用シーンをデモするため、顧
客のフィードバックもデモのその特定のシーンにとらわれてしまい、大きな視点で顧
客の課題や現在の行動をとらえられなくなるのです。またデモを見た顧客は「これで
はわたしの課題は解決されません」とは言いだしにくくなる結果、毒にも薬にもなら
ないフィードバックばかりを口にしようとすることがあるのです。
それでも機能リストやデータシートを見せるアプローチでしか顧客と話をしたこと
のない企業にとっては、ストーリーテリング・デモは顧客開発の新鮮な一歩になるは
ずです。
8.6
匿名での顧客開発
顧客からの反応ではなく、顧客への質問や提示する内容にも注意する必要がありま ...