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3.3 人を動機づける 3 つのこと
るのです。
他者から賢いと思われた気持ちは、自己中心的なものではありません。わたしたち
は他者から尊敬されるときに報われたと感じます。心理学者のアブラハム・マズロー
は、これを承認欲求と定義し(目標達成、他者の尊重、他者からの尊敬)、欲求の
5
段階に含めました
†
。わたしが顧客開発インタビューの最後に礼を告げると、相手は
決まって「いえいえ、こちらこそありがとうございます。お役に立てることができ
て、嬉しく思いましたよ」と言ってくれるのです。
わたしは、人は誰でもその人にとっての毎日のルーチン(家族に食事を作る、コー
ドのデバッグをする、大規模な会議の手配をすることなど)では、自分が専門家だと
認識しています(まわりからそう見なされることはありませんが)。自分が当然だと
思っていることを、その分野の門外漢から尋ねられるのは楽しいものです。人は自分
の専門分野を人に説明することが好きなのです。
3.3.3
物事を改善しようとすると、目的意識が生まれる
インタビューの相手によっては、愚痴を漏らしているうちに、怒りを爆発させてし
まうこともあります。重要なのは、フォローアップの質問をすることで、その相手に
「ここで協力すれば事態がよくなる」という感覚を持ってもらうことです。これは普
段あまりない感覚です。
消費者の苦情の
95%
は解決されないので、わたしたちは無力感や絶望感を
覚えます。問題が解決されないのは、消費者自身が不満を正しく伝えること
ができないためです(中略)。わたしたちの多くは責任者に苦情を言っても ...