
110
5 章 オフィスから飛び出せ
これらの注意を守ることで、あなた個人の流儀(そうすべき!)でインタビューを
開始できるようになるのです。
5.6
次の
1
分間
インタビューのオープニングでは、インタビュー相手(専門家)に知っていること
をあらいざらい話してもらうことが大事だと説明しました。このときしばしば、相手
が会話をリードしたがらない(あなたがそうするように促していても)ということが
起きます。インタビュー相手は、ひとことかふたことだけしゃべって、その後むっつ
りと黙ってしまうのです。
このように沈黙してしまうのは、そのほうが楽だからに過ぎません。この障害を乗
り越えて話をしてもらうには、どうすれば良いでしょう?
答えは「黙って耳を傾ける」です。あなたはすでに「――について教えてくださ
い」と質問をしたのです。あとは相手が話をしてくれるのを待ちましょう。
60
秒が
経過するまでは、こちらからはしゃべらないようにします(図
5-2
)。
図
5-2
最初の質問をした後、
60
秒間は黙って相手の答えを待つ
60
秒といえば長い時間です。気まずい沈黙に耐え切れず、次の質問に移りたくな
りますが、ここは堪えましょう。先を急いでしまうと、インタビュー相手に対して
「あなたの話はもう十分。これ以上詳しい話には興味ない」という誤解を与えてしま
うことになりかねません。相手はあなたが沈黙を破ろうとしたことで、ああこのイン