
239
239
9.4 準備完了
毎週報告するのは、過剰と受け止められることがあります。
Yammer
のユーザーリサーチチームは、社内全員参加の月例会議で最新情報を共
有します。またエンタープライズ向け製品のプライベートコミュニティでも
4
半期
に
1
回、顧客ともインサイトを共有します。外部向けのブログに情報をアップする
こともあります。わたしたちは、「顧客から学んだことと、その結果として実施した
こと」を要約して顧客に伝えます。顧客が常にわたしたちの解決策に同意してくれる
とは限りませんが、わたしたちが何を学び、どのような優先順位付けを行なったかを
ガラス張りにして伝えることで、そこからさらに質の高い疑問や課題が生まれやすく
なります。つまり、顧客開発について話をすることも、また
1
つの顧客開発の実践
にほかならないのです。
9.4
準備完了
ここまでの
9
つの章では、思考をリフレームし、仮説を形成し、話をする顧客を
見つけ出す方法を学んできました。インタビューや分析の方法、メモの内容を製品に
関する意思決定につなげる方法もステップごとに見てきました。
もし読者のみなさんがここまで読み進める途中で、本を脇に置いて顧客に電話をか
け、顧客が解決しようとしている課題は何かを探ろうとしたなら、筆者冥利に尽きま
す。この本を読み進めながら、仮説を棄却したり新たな仮説を作ったり、新たな質問
を考え出したりしてくれていたならさらに嬉しいです。
この本を読むことで、顧客開発が容易に感じられるようになり、インタビューも自
然に行なえるはずです。それでも、ミスはつきもの(むしろ、ミスをしなければがっ ...