
32
2 章 どこから始めるべきか?
うに推論してしまう。これが大きな過ちである」と述べています。
製品が完成して、数千、数万の単位で出荷されるようになると、年齢や性
別といった統計的な属性から、興味深いパターンを得られるようになるで
しょう。しかし、製品の仕様すら決まっていない段階では遠い先の話です。
アナリストレポートや国勢調査、市場調査などの一般的情報を見たい衝動
に負けてはいけません。素晴らしい製品を作るためには、具体的で詳細な描
写が可能な少ないサンプル情報の方が重要なのです。
2.4
次のステップ:ターゲット顧客を見つける
ターゲット顧客のプロフィールができれば、インタビュー先を探す準備は整いまし
た。
3
章では、その顧客は誰か、どのように見つけるのか、どのように近づいてイン
タビューの段取りをつければ良いかについて検討します。
この章のまとめ
• チームで時間を作って想定を書きとめ、妥当性を検証する。チームメン
バーの考えが揃っていると思うときでも、そうでないことが多い。
• 課題仮説を書き出す([顧客像]は、[タスク]をするとき、[課題]を
抱えている)。
• 仮説は可能な限り具体的にする。焦点を絞るほどすばやく検証できる。
• チームで特性の尺度を使ってターゲット顧客のプロフィールを作成する。