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5.3 適切なメモの取り方
の録音でも数日間も放置してしまうと、まとめを作る気持ちが萎えてしまいます。
ビデオは撮ってはいけない
ユーザービリティテストでは一般的ですが、顧客開発のインタビューで
は、録画は勧めません。動画には懐疑的な同僚を納得させる強力な説得力が
ある反面、大きな制約があります。まず撮影がしやすい場所が必要になりま
すが、こういう場所はたいてい人が気軽に話せる場所ではありません。遠隔
でインタビューする際には、相手がウェブカメラを持っていて適切に設定で
きることが条件になりますが、条件を満たす相手を見つけるのは非常に難し
くなります。また動画を撮影するとインタビュー自体がぎこちなくなりま
す。ヘアスタイルがどんな風に写るか気にしていたらリラックスして話をし
たり、自分は専門家だと余裕をもって話すことなど期待できません。
5.3
適切なメモの取り方
顧客開発インタビューでメモを取る際は、学校の講義や会社の会議でしているよう
なメモの取り方をすべて忘れてください。
講義や会議中にメモを取るスタイルがまずいのは、話を要約したり、ポイントを省
略したり、凝縮したり、相手はこう言おうとしていたはずという主観的解釈を加えた
り、多くの人と情報共有するため不要な部分をカットしたり、文脈に合わせた記述に
してしまったりするからです。
顧客開発では、そもそも何が重要なのかわかっていない状態を想定しています。多
くの場合、インタビューを終えるまでは何が重要なのかはわからないのです。
したがって、相手の発言の詳細や感情、強調した点に恣意的な判断を加えず、あり ...