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8 章 既存顧客がいる場合の顧客開発
の朝に誰でも Kinect をプレイできるコーナーを設置しました
†
。これには
2 つの目的がありました。多様な人のモーションキャプチャデータを取得す
ることと、カジュアルで楽しげな雰囲気のなかで顧客が Kinect をどのよう
にプレイするかを観察することです。「自分たちが作った製品は客観的に見
ることができなくなるので、ベータプログラムを立ち上げて参加者を募ると
か、参加者のリビングルームの大きさを測定するとか、色々やりました。実
際のユーザーの動きを見て想定していた動きと比較をすることは、きわめて
重要でした。もし、プロトタイプを操作する多様な人々を日常的に観察でき
ていなかったとしたら、このプロジェクトは大失敗に終わっていたかもしれ
ません」(スミス)。
こうして 2013 年 12 月にブラッシュアップされた Kinect を実装した
Xbox One がついに発売されたのです。
8.9
顧客開発は大企業でも有効
ここまで、顧客開発のさまざまな手法を学んできましたが、あなたは「顧客開発に
よって今後予定している機能や製品リリース、新たなイニシアチブについての仮説検
証を自分でも始められるぞ」と感じているのではないでしょうか。大企業が顧客開発
を行なう際には期待値の明確な設定や、慎重な顧客の選択、高品質のモックアップや
機能リリースの作成など、スタートアップの場合と比較して準備作業が多くなること
は否めません。しかし既に顧客がいる既存企業や既存製品でも仮説を構築して検証す ...