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6 章 検証済みの仮説はどのように見えるのか?
6.4.5
インタビューを十分に実施すると相手の発言に驚かなくなる
インタビューを十分に行なったかどうかの判断基準は、相手の話に驚かなくなった
か否かです。相手の話に驚かなくなる頃には、顧客に共通する「課題」「動機」「不
満」「ステークホルダー」について十分なインサイトを得たと確信できるはずです。
わたしの場合は通常
15
〜
20
回のインタビューをすると、課題とソリューション
にポテンシャルがあるかどうかを確信できるようになります。この分量をこなすのに
要する時間は、インタビュー相手の確保、質問の準備、メモの作成と要約の作業で、
おおよそ
2
週間を要します。かなりの作業量だと思えるかもしれませんが、製品の
不要な機能の開発を
1
つ省くことができると考えれば十分に見合います。
この作業は、
MVP
の開発と並行して行なうことが可能です。
わたしが最近関わった顧客開発プロジェクトに、「顧客が
Yammer
をどのように理
解しているか」と「顧客がこのツールを使って成果をどのように測定しているか」の
検証に取り組んだものがありました。
わたしたちは、多くのユーザーが上司に
Yammer
の使用状況やその成果を報告し
ていることを知っていました(従業員は誰でもトップダウンの許可なしに
Yammer
を用いて社内用の
SNS
を無料で開始できます。その結果、
Yammer
を支持してくれ
るユーザーである従業員が、その価値を知らない幹部に向けて社内的な売り込みを
頻繁に行なってくれるのです)。ユーザーは、既存の社内レポートツールが不満でし ...