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4 章 何を学習すべきか?
4.3.4
顧客の意思決定、支出、価値判断の方法
製品を使う人と、その製品の購入者(おカネの出どころ)が同じとは限りません。
玩具や衣類を使うのは子供ですが、購入するのは親です。医薬品や医療機器は最終的
には患者が使用するものですが、医師が処方し、(通常は)医療保険がコストを負担
します。「目の前のユーザー」と「見えないステークホルダー(意思決定を行なった
り、影響を与えたりする人や組織)」がいつもはっきりしているとは限りません。
顧客インタビューでは、その人が課題と思っている体験を直接的/間接的に共有し
ている個人や組織がいるのか、それは誰かについて聞いてみましょう。顧客がすぐに
思いつかない場合でも、その課題が意識されるときに誰がその場にいるか、その課題
について相談している相手について尋ねるのです。
この「見えないステークホルダー」の例を挙げます。
•
対象顧客にとっての子供や配偶者(摩擦を起こしたくない相手)。
•
社会的集団のメンバー(判断をする責任から逃れて集団に埋没したい)。
•
小切手/クレジットカード/発注書に署名する権限がある人。
•
希少で不可欠なスキルのある人(エンジニアリングチームや弁護士など無言
の影響力を持つ関係者)。
•
コンプライアンスの責任者(
IT
セキュリティ、財務、法律顧問など)。
•
製品を顧客と一緒に使っている人(コラボレーションやネットワーク効果が
必要な製品の場合)。