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1.4 顧客開発と誤解されるもの
発し、完成まぎわの製品をテストし、仕上げをして発売します。
どのように製品を開発するかは、組織によって大きく異なります(ウォーター
フォール、アジャイル、スクラムなど)。すべての手法に共通する目標とは、顧客が
購入してくれる完成品を開発することです。
では、もし開発した製品を顧客が買わないものだったとしたら?
最大のリスクが
製品そのものである可能性はないでしょうか?
市場でのリスクを検討してみてくだ
さい。マーク・アンドリーセンが述べたように「市場(=顧客)が最も重要だ。チー
ムにスターを揃えようが、製品がとびきり素晴らしかろうが、悪い市場(=関心のな
い顧客)には勝てない」のです
†
。
顧客開発では、買ってくれる顧客を特定する作業と並行して、顧客が抱える具体的
な問題を解決するための製品やサービスも特定します。顧客開発は製品開発を代替す
るものではなく、製品開発を補完するプロセスなのです。
製品開発と並行して顧客開発を行なうことで、製品を顧客に買ってもらえるかどう
かを知るのに、発売まで待つ必要がなくなります。顧客開発の過程では、発売前に
ベータ顧客やエバンジェリスト、製品にお金を支払う顧客が見つかっているはずだか
らです。
顧客開発と製品開発は相互に独立した活動であり、どちらも必要なのです。
1.4.3
顧客開発はプロダクトマネージメントに代わるものではない
「顧客開発によって、プロダクトマネージャーの仕事がなくなるのでは?」と思う
かもしれません。
顧客開発では製品ビジョンは作れません。プロダクトマネージメントでは、体系的 ...