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6.1 健全な懐疑主義を保つ
6.1
健全な懐疑主義を保つ
顧客開発インタビューは主観的になりがちなところに難しさがあります。意識しな
いと、ほとんどの人は物事に対して都合の良い面ばかりを見ようとします。例えば、
インタビュー相手のからは、「多分」という言葉をよく聴きますし、笑った顔ばかり
印象に残ります。逆に、ためらった表情やぎこちなさを見逃してしまうのです。
そのような都合の良い解釈をしてしまうと、膨大な時間が無駄になります。これは
避けなくてはなりません。
6.1.1
相手は「あなたが聞きたいこと」を語っていませんか?
相手が熱心にあなたを喜ばせようとしてくれている場合、相手は単に礼儀正しく振
る舞っているのか、はたまた正直な意見を述べているのか、違いを見抜かなくてはな
りません。行間を読みましょう。また会話の言外の意味は、製品が消費者向けか企業
向けかによっても異なる場合があります。
一般に消費者は、インタビュアーであるあなたを失望させたくないと考えています。
あなたが相手と親密な関係を築き、相手を尊重した言葉で話していると、その相手は
あなたに協力して喜ばせたいと考えるようになります。実際にはそうではないのに、
「課題に直面している」「特定の行動を取っている」と述べることがあります。このよ
うな相手は「目的を達成できるならソリューションにカネを払ってもいいよ」と言っ
てくれますが、実際にクレジットカードを財布から出してくれる客にはなりません。
企業向け製品を開発している場合、相手のトーンは変わります。相手は ...